MCAアドバンス

災害に強く全国で利用可能な次世代無線システム(災害対策・BCP対策に)
※導入事例、想定利用シーン自治体・一般企業BCP対策・金融機関 etc)
ページ下部でご紹介しています。

MCAアドバンスとは

MCAアドバンスは、大手携帯キャリアの通信網を使わず一般財団法人 移動無線センターが運営する独自の自営通信網を使いデータ通信も可能な災害に強い通信システムで、スマートフォンタイプの端末にはカメラ・GPS等を装備し、チャットや画像、動画、ストリーミング伝送、端末の位置情報が分かるアプリも用意され、まさしく次世代の業務用無線システムです。
国際標準のLTE技術の採用で、災害時には音声だけでなくチャットでのやり取りや画像、映像をリアルタイムで配信することができ、いち早く被災状況などの情報を共有することができます。たとえば製造業では被災した工場などの状況を映像などですぐに本社へ配信することで本社の素早い判断が可能となります。このようにMCAアドバンスは、大手携帯キャリアに依存していない独自の通信網を使っているため、企業のBCP対策(連絡手段)にもっとも適した通信手段と言えます。

これまでの地震や台風などの災害時に、大手携帯キャリアでは一般ユーザのかけ直しによる輻輳が発生し、繋がりにくい、繋がらないといった状況に陥ることが多々ありました。最近では大手携帯キャリアのネットワーク機器障害で3日間使用できなくなる事象が発生したことは記憶に新しいかと思います。MCAアドバンスは企業利用のみで一般ユーザがいないため、つながりやすく輻輳しにくい安定した通信と、共同利用型によるコストの削減や災害に強いという優れた特長で、近年多くの企業や自治体でBCP対策として導入いただくケースが増えてきております。

MCAアドバンス紹介動画(1:28)

共同利用型の自営無線システムだから安定した通信でつながる、使える。
災害などの有事の際、不足の事態から従業員を、企業を守ります。

MCAアドバンスの特徴

  • 大手携帯通信キャリアに依存しない自営通信網を使用
  • MCA無線で長年の実績がある一般財団法人移動無線センターによる運営
  • 1982年のアナログMCAサービス開始以来、国、自治体、多くの企業に利用されている安心感
  • 災害時でも輻輳しにくく、非常用発電機による長時間の運用が可能
  • NTTドコモ公衆網との二重化による信頼性と広域性を確保

MCAアドバンス端末ラインナップ(スマートフォンタイプ)


  • 『LEX L11j』
    モトローラ・ソリューションズ株式会社製

  • 『KC-PS701』
    京セラ株式会社製
  • ■堅牢性・防塵防水

    ・MIL規格対応 ・IP67の防塵防水機能

    ■デュアルSIM対応

    ・MCAアドバンス網&MVNO網使用可能

  • ■バッテリー24H持続可能

    ・送信:1、受信:1、待受:18の使い方で
     24H使用可能
    ・予備バッテリーとの交換が容易
    ・USB-TypeCの採用

    ■手袋での操作が可能

    ・各社独自技術のタッチパネル採用

  • MCAアドバンス端末ラインナップ(車載タイプ)


  • 『TEF-6T705A』トム通信工業株式会社製
  • ■コンパクト設計

    ・コンパクト薄型設計(従来比約70%)

    ■遠隔通話

    ・Bluetoothマイクの使用で車両周辺など
     離れた場所からでも通話が可能

    ■耐環境性

    ・屋外や車両内など過酷な設置環境にも
     耐えうる頑丈設計

    ■信頼性

    ・外部機器接続インターフェースにロック
     機能付きUSBコネクタを採用

  • MCAアドバンスの全国ネットワーク構成

    居住地域の大部分をカバーしており、エリア内であれば、全国どことでもつながります。
    簡易無線、各種業務用無線等他の無線メディアとの比較においては、十分なエリアをカバーしています。
    ㈱NTTドコモの通信網(LTEエリア)の利用も可能となっており、MCAアドバンスのエリア外も確保します。

    耐災害性・信頼性

    MCAアドバンスは専用周波数を使用した自営通信システムで、特定のお客さまだけが利用しますので、災害時に公衆網が混雑している時も、輻輳しにくいシステムとなっています。
    さらに中継局は新耐震基準に基づいて設計されていますし、各中継局には非常用発電機を備えていますので、停電時でも安定した通信を確保します。

    1.耐災害性

    耐震構造の中継局設備

    八王子中継局
    中継局は新耐震基準に基づき建設されており、堅牢性に優れた災害に強い局舎構造となっています。
    非常用発電機の整備

    各中継局・統制局には非常用発電機を整備しており、長時間の停電時でも安定した電源供給をするために、専用の燃料確保・補給体制を構築しています。


  • 非常用発電機

  • 燃料補給車両
  • 2.信頼性

    24時間365日の監視体制

    中継局監視業務
    移動無線センターの監視センターでは、安定した通信サービスを提供するため、24時間365日休むことなく、有人による監視業務を行っています。
    回線の二重化

    バックホール回線の二重化により、一回線切断時でも中継局折り返しによる通信が可能です。(一部対応していない中継局があります)

    繋がりやすい通信
    公衆網とは異なるネットワークを構築しているため、公衆網が輻輳した場合も利用者の限られるMCAアドバンスは安定した通信が可能です。(5分間の通信時限)
    ※輻輳とは…アクセスが集中すること。

    充実したアプリケーション

    1.通信サービス

    地図データと組み合わせることにより、配下の移動局の位置情報を収集し、全体の確認が可能です。地図上から、グループ構成をしたい移動局を複数選択することで、臨時グループ設定が可能です。

    2.MCAアドバンスチャット

    日頃使い慣れたスマホ感覚でメッセージを交換でき、現場の状況を画像・クリップ動画(5秒程度の短い動画)で共有が可能です。

    • 高セキュリティかつ非常時でも繋がりやすい通信環境
    • シンプルで分かりやすい操作性で緊急時デモ確実な情報共有を実現
    3.MCAアドバンスライブストリーム

    現場の映像をリアルタイムに伝えることで正確な状況を把握でき、指令局と移動局の同時会話により的確な指示が出せます。
    ・映像は端末に保存され、後から情報の確認が可能

    MCAアドバンス 導入事例(日本電気株式会社様)

    災害に強く全国で利用可能なMCA無線を活用し、製造拠点の強固なBCP 対策を実施

    日本電気株式会社様MCAアドバンス導入事例

  • クリックで拡大
    (日本電気株式会社様 導入事例)
  • ・背景と課題
    ・導入のポイント
    ・導入の効果
    ・今後の展望

    ← 画像クリックでご覧いただけます。

  • MCAアドバンス 想定利用シーン①(自治体)

    緊急時や災害時、現地対策本部から、各対策本部、車輛、避難施設等への円滑な連絡体制を構築し、迅速な情報伝達が可能です。

    MCAアドバンス 想定利用シーン②(一般企業BCP対策)

    • 対策メンバーがどこにいても災害対策本部を立ち上げ、連携が可能
    • 視覚情報(画像・動画)の使用により、情報伝達の精度・速度の向上が可能
    • 遠隔にいても画像等による情報伝達によりメンバ間の認識のズレを防止

    MCAアドバンス 想定利用シーン③(一般企業BCP対策2)

    BCPとしてグループ企業との情報共有手段

    MCAアドバンス 想定利用シーン④(金融機関)

    金融機関でのBCP対策/防犯対策